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NYのスーパー、93%が万引き被害
洗剤やコーヒー、ハーゲンダッツも

ニューヨーク市内のスーパーマーケットの93%が、過去1年間で洗剤やコーヒーなどの日用品が日常的に万引きの被害にあっていたことが、全米スーパーマーケット協会(NSA)が9月に実施した調査で分かった。
あるスーパーマーケット経営者は、2019年のニューヨーク州刑事司法改革により、窃盗で逮捕されても、被害金額が千ドル未満の場合、保釈金なしで釈放されるようになったのが、万引き増加の原因だと嘆く。万引きを職業としているような万引き犯もおり、ハーゲンダッツのアイスクリームなどの高額商品を盗んで現金に換えている。
経営者の72%は「セキュリティ対策を強化した」と答えていたが、警備員を店内に配置しても、状況に変化は見られない。捕まった万引き犯が、レジ係にナイフを突きつけるなど、従業員にも被害が及んでいる。市内に約3千店あると推定されるスーパーマーケットの擁護者たちは、保釈金改革法を再検討し、万引き犯に対する罰則を強化するよう、州議会に要請した。
NYPDのデータによると、10月30日までの万引きの苦情件数は、市全体で4万9384件と昨年同時期と比べ8%減少したが、パンデミック前の19年全体の3万7919件を遥かに上回っている。(25日、ニューヨークポスト)
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