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共同通信
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【イスラマバード共同】パキスタンの首都イスラマバードの高裁は29日、租税回避地の実態を暴いた「パナマ文書」を発端とする汚職事件で禁錮10年を言い渡されたナワズ・シャリフ元首相に対し、一審判決を破棄して無罪を言い渡した。首相返り咲きを狙って来年2月の総選挙への出馬を目指しており、実現に向けて前進した。地元メディアが報じた。
シャリフ氏はパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)=の前党首で、首相を3度務めた。別の汚職事件でも禁錮刑が言い渡されており、総選挙に向け同事件でも無罪を勝ち取って出馬資格を認められる必要がある。