コロナ変異株「BA.2.86型」全米で急増 症例の1割占める、2週間で3倍に 

 

コロナ変異株「BA.2.86型」全米で急増

症例の1割占める、2週間で3倍に

 

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米疾病対策センター(CDC)は27日、米国で新たに確認された新型コロナウイルス感染患者の約1割が、新たな変異株「BA.2.86型」に感染していたとする推計を発表した。感染が最も多いのは北東部で、ニューヨーク、ニュージャージー両州では、症例の13.1%を占めた。

世界保健機構(WHO)は21日のリスク評価で、「BA.2.86型に関する初期のデータでは、以前の株と比べ、症状悪化や異なった症状はみられないようだ」としているが、最近の報告では、同型の著しい増加を指摘した。11日時点で確認されたウイルスの新たな症例のうち、BA.286型と推定されたのは3%に過ぎなかったが、25日には8.8%と、2週間で約3倍に増加した。CDCは、BA.2.86型の公衆衛生上のリスクを「低い」とするWHOの評価に異論はないとし、現時点で「米国における感染や入院の増加を引き起こしているように思えない」と付け加えた。

CDCは今月、コロナによる救急外来受診者数が全米で増え始めたと発表。全米のほとんどの地域で、ある程度の増加が見られた。増加率が最も高かったのは、イリノイ、インディアナ、ミシガン、ミネソタ、オハイオ、ウィスコンシンを含む中西部地域で、1月上旬以来のレベルに近づいている。(27日、CBSニュース



 


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