産油国、協調減産拡大せず

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共同通信
石油輸出国機構(OPEC)本部ビルに掲げられたロゴ=2022年3月、ウィーン(AP=共同)

 【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」は11月30日にオンラインで閣僚級会合を開き、現行の協調減産の枠組みを維持することを決めた。一方、有志国が2024年早期に合計で日量220万バレルの自主減産に取り組むことで折り合った。世界需要の2%強に相当し、原油相場を下支えする狙いがある。

 協調減産幅を拡大するかどうかが焦点だったが、分担を巡る議論が難航したもようだ。OPEC最大の産油国のサウジアラビアは今年7月から年末までの予定だった日量100万バレルの自主減産の期間を24年3月まで延長。