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共同通信
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愛知県警岡崎署で昨年12月、男性=当時(43)=が勾留中に死亡した事件で、署側が逮捕直後、保健所に男性の措置入院を求める通報をしていなかったとみられることが30日、関係者への取材で分かった。検察官の通報を受けて保健所は入院に向けた準備を始めたが、男性は入院前に死亡した。男性には統合失調症と糖尿病の持病があった。
早期に入院させていれば死亡という最悪の事態を回避できた可能性があり、警察と検察、保健所による一連の対応に課題を残したといえそうだ。
措置入院は、精神疾患を理由に自分や他人を傷つける恐れがある人を行政が強制的に入院させられる制度。精神保健福祉法で規定されている。