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全米の昨年自殺者数、過去最多
75歳以上の高齢男性が際立つ

2022年に全米で自殺した人が5万人近くに上り、1941年以来の高水準となったことが、政府の統計で明らかになった。自殺率が最も高かったのは75歳以上の男性で、人口10万人あたり約44人、15〜24歳の2倍になっていた。
全米で100万人以上の死者を出した新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人々が孤立と恐怖に陥った。精神衛生の専門家によれば、医療従事者の不足をはじめ、毒性を一段と増した違法薬物の供給、さらには銃器が普及したことで、自殺が増加したとされる。
人種・民族でみると、米国先住民とアラスカ先住民の自殺率は、他の米国人と比べると、ほぼ2倍に達している。世代別では、10~14歳の子どもの自殺率は21年と比較して、18%減少しており、15~24歳では9%減少した。この世代の自殺率は、コロナ禍のレベルに戻ったという。
自殺予防団体の関係者は、25~34歳の女性の自殺率が22年に大幅に増加し、彼女らのサポートが必要との認識を示す。一方、銃器による自殺は、健康状態の悪化や、大切な人の喪失、社会的孤立などを経験することによって、加齢とともに増加する。自殺願望を抱くのは女性の方が多いものの、実際に自殺する確率は男性が女性の4倍に上っているという。(29日、ウォール・ストリート・ジャーナル)
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