太平洋沿岸各地に津波到達

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共同通信
気象庁

 気象庁は3日、フィリピン付近で発生したマグニチュード(M)7.7の地震を受け、発生津波注意報の対象に鹿児島県の奄美群島・トカラ列島を追加した。気象庁によると、3日午前3時12分、鹿児島県奄美市で20センチの津波が到達したことを観測した。

 和歌山県や高知県、鹿児島県でも10センチ、東京・八丈島や三重県、徳島県でも津波を観測した。

 気象庁はこの地震に伴い、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、徳島県、高知県、宮崎県、鹿児島県東部、宮古島・八重山地方に津波注意報を出していた。千葉県館山市や、沖縄県石垣市、宮古島市など太平洋や東シナ海に面する各地で3日未明までに海岸付近の住民へ避難指示が出た。宮崎県は情報連絡本部を設置した。