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共同通信
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1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定し、静岡地裁で再審公判中の袴田巌さん(87)の姉ひで子さん(90)が3日、東京都内で開かれた集会にオンラインで出席した。拘禁症状が残り意思疎通が難しい袴田さんの現状に触れ「いまさら体を元に戻してほしいとは言わない。巌の苦しみを再審法改正につなげてほしい」と訴えた。
ひで子さんは約70人の参加者に「巌は今でもとんちんかんなことを言っています。でもまともなことを話すこともあり、(症状は)行ったり来たりです」と報告した。
集会には他の再審事案の当事者らも参加した。