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共同通信
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【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザに地上侵攻するイスラエル軍トップのハレビ参謀総長は3日、「部隊はガザ南部でも力強く戦っている」と述べ、ガザ北部にとどまっていた地上部隊が南部にも侵攻したと明らかにした。軍はこの日、ガザ全土で空爆を強化、ガザ当局は3日だけで数百人が死傷したと発表した。ガザ北部の住民は既に南部への避難を強要されており、侵攻拡大で民間人被害の拡大が確実な情勢となった。
参謀総長は「南部での戦いも北部同様力強く、同じような結果を得るだろう」と強調。「(イスラム組織)ハマス戦闘員はあらゆるところで、イスラエル軍兵士に遭遇する」と語った。
ハマス政治部門幹部ウサマ・ハムダン氏はレバノンで記者会見し「パレスチナの抵抗運動は敵を撃退するまで続く」と対決姿勢を鮮明にした。
軍は3日、ガザ全域で激しい空爆を実施。ガザ当局によると、北部ガザ市東部のシュジャイヤ地区では住宅50棟が爆撃され、数百人が死傷した。多数ががれきの下敷きになった。