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共同通信
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ダイキン工業や理化学研究所が、エアコンに不可欠な冷媒と呼ばれるガスの漏れをレーザーで検知する新技術を開発した。天井に取り付けられたエアコンの点検は脚立を使うなど負担が大きかったが、10メートル先まで判別できるレーザーで作業を効率化できる。2025年度の実用化を目指す。
開発した検知器は、エアコンや周辺の壁に向かってレーザーを当て、反射した光をレンズで集めることで冷媒の有無を判別する仕組み。漏れを検知すると、レーザーを出す端末に空気中の冷媒濃度が表示される。開発には東京ガスの子会社も参加した。
従来の検知器はエアコンに近づける必要があり、高所や狭い通路では使いにくかった。