林氏、辞任否定「改革に全力」

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共同通信
日本大アメリカンフットボール部員の薬物事件を巡り、記者会見する林真理子理事長=4日午後、東京都千代田区

 日本大の林真理子理事長は4日、大学本部で記者会見し、アメリカンフットボール部の薬物事件を巡り「対応の混乱について、改めて深くおわびする」と謝罪した。組織の改善計画をまとめており「断固たる決意で実行し、改革に全力を注ぐ」との決意を示し、辞任を否定。同部の廃止方針は理事会で継続審議しているとして「私の考えはご容赦いただきたい」と述べるにとどめた。

 日大は11月30日、「強固なムラ社会の意識が大きな原因」と分析し、法務専門知識を持つスタッフらを配置する理事長室を設けるなどの改善計画を文部科学省に提出。アメフト部の廃止方針も明記した。