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共同通信
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【ドバイ共同】世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」は5日、対策に後ろ向きな国に贈る「化石賞」に日本を選んだと明らかにした。脱炭素に逆行する石炭火力発電を温存する姿勢を理由に挙げ、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の会場で発表した。COP28で日本の受賞は、岸田文雄首相の演説内容が対象になった3日に続き2回目。
ネットワークはCOP28会場で授賞式を模したイベントを開催。「パリ協定に沿って気温上昇を1.5度に抑えるには、先進国は2030年に石炭火力を廃止しなければならないのに日本は電源構成で19%を見込んでいる」と批判した。