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共同通信
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タス通信などによると、ロシアに事実上亡命しウクライナ侵攻を公然と支持していたウクライナ野党の元議員イリヤ・キワ氏が6日、モスクワ郊外で射殺体で発見された。ロシア連邦捜査委員会は殺人容疑で捜査を開始。ウクライナ治安筋は同国の主要メディアに、ウクライナ保安局(SBU)による「特殊作戦」だと述べ、実行を認めた。
キワ氏は2019年の最高会議選挙で当選し、親ロシア野党に所属。昨年2月のロシアによる侵攻開始直前に出国した。その後はロシアの市民権の付与を求めるとともに、テレビの討論番組でゼレンスキー政権を繰り返し批判していた。遺体はモスクワ州内のホテルの駐車場で見つかり、頭や顔に傷があったという。