青葉被告「申し訳ございません」

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共同通信
青葉真司被告

 36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第21回公判が6日、京都地裁であった。被害者らの意見陳述を聞いた気持ちを検察官に問われた被告は「『申し訳ございませんでした』という言葉しかございません」と述べた。

 この日の公判では、被害感情を立証するため、重いやけどを負った被害者の書面を検察官が代読するなどした。法廷で聞いた被告は「自分より苦しんでいる方がまだいらっしゃるという気持ちだ」と話した。

 7日にも検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論などを経て結審する。判決は来年1月25日。