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共同通信
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北海道函館市で7日、海岸にイワシなど大量の魚が打ち上げられているのが見つかった。道庁の担当者は、イルカやマグロなどの捕食者に浅瀬へ追い詰められ、密集状態となったことで酸素が不足して窒息死した可能性があるとみている。
市によると、同日午前9時半ごろ、沿岸部の支所職員から「海岸に大量のイワシが打ち上がっている」と連絡があった。約1キロの範囲で確認され、イワシのほかサバも交ざっていた。
北海道によると、腐臭が近隣の住宅地に及ぶ懸念があるほか、死骸が分解される過程で海中の酸素濃度が低下し、他の生物にも影響する可能性があるといい、市とともに対応を急ぐ。