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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は8日、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議する緊急公開会合を開いた。国連憲章上の権限に基づくグテレス事務総長の停戦の呼びかけに同調する理事国が相次いだ。米国は「停戦要請は支持できない」として、安保理での対応に難色を示した。
安保理は8日午後(日本時間9日午前)にアラブ首長国連邦(UAE)が提出した即時停戦を求める決議案を採決する。常任理事国として拒否権を持つ米国の対応が焦点となる。
グテレス氏は会合で、ガザでの人道危機を「悪夢」と表現し、支援体制が崩壊する恐れが強いと指摘。「安保理は停戦に向けた努力を惜しまないでほしい」と訴えた。