NYの学校、2日続けて殺傷事件
容体は安定も衝撃走る
ブルックリン区の高校で15歳の少年が5日に刺された翌6日、ブロンクス区の中学校で12歳の少女が足を切りつけられた。市警(NYPD)によれば、2人とも命に別状はないという。ただ、学校現場において死傷事件が相次いだことに対し、衝撃が走っている。ニューヨーク・タイムズが6日、報じた。
5日午前9時20分ごろ、ブルックリン区のミッドウッド地区にあるエドワード・R・マロー高校で、少年が身体を刺された。NYPDによれば、少年はマイモニデス・メディカル・センターに運ばれたものの、容態は安定しているという。この事件で、15歳の少年が逮捕され、殺人未遂、暴行、凶器所持の罪で起訴された。一方、ブロンクス区のサウンドビュー地区にあるジェームス・M・キーラン中学校では、6日午前9時半ごろ、事件が発生した。通報で駆け付けた警察官が、右足に切り傷を負った被害者を発見。少女はジャコビ病院に運ばれたが、容態は安定している。現場からはナイフが発見され、同日午後に容疑者が拘束された。
関係者からは、学校での金属探知機の導入を求める声が上がる。ただ、公共安全についての懸念と公民権への配慮が対立する。市内の1800以上の学校のうち、何校が金属探知機を使用しているのか、具体的な情報が得られていないのも実情だ。
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