ユダヤ料理と和食のレストランに放火
NYPD、容疑者の映像公開
ブルックリン区ウィリアムズバーグにあるユダヤ料理と和食の人気フュージョン・レストラン「シャローム・ジャパン」の放火事件に関し、ニューヨーク市警(NYPD)は8日、防犯カメラに映った容疑者の映像を公開した。ヘイトクライム(憎悪犯罪)として捜査を進めており、一般からの情報提供を求めている。
放火があったのは11月8日午前4時過ぎ。映像には男がユダヤ民族の象徴「ダビデの星」の付いた布製のひさし2枚に火をつける様子が映っている。この男はひげを生やし、メガネをかけており、色黒でやせ型。黒いスニーカーを履き、野球帽とロングジャケットを身につけている。放火後、ロドニーストリートを南5丁目方向に立ち去った。
シャローム・ジャパンは2013年、ロドニーストリートと南4丁目の角にオープン。マッツオボール入りラーメン、サケの燻製とアボカドの海鮮丼など、アシュケナージ系ユダヤ料理と和食の組み合わせが特徴の話題の店。ミシュランガイドでも「刺激を受けた」スポットとして紹介されている。
イスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突が10月初めに始まって以来、市内では憎悪犯罪が急増している。NYPDはこの放火事件も「ヘイトクライム特別班が反ユダヤ主義の犯罪として捜査中」と説明している。(8日、ニューヨークポスト)
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