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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ大統領府は10日、ゼレンスキー大統領がアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを訪問したと発表した。ロイター通信によると、就任後初の南米訪問。ウクライナはグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国からの支持拡大を図っており、ロシアの侵攻を巡って提唱した和平案「平和の公式」の浸透を狙い南米各国に外交攻勢をかけた。
大統領府によると、ゼレンスキー氏はブエノスアイレスでミレイ大統領の就任式に出席した。パラグアイやウルグアイなど南米3カ国の首脳と会談し、和平案への支持を求めた。
英BBC放送によると、就任式に際してゼレンスキー氏がロシア寄りとされるハンガリーのオルバン首相と立ち話をする場面もあった。オルバン氏はウクライナの欧州連合(EU)加盟交渉入りに反対している。