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共同通信
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【オスロ共同】今年のノーベル平和賞がイランの女性人権活動家ナルゲス・モハンマディさん(51)に授与されたのを記念し、ノルウェーの首都オスロで11日、イランの人権の現状をテーマに講演会が開かれた。2003年に平和賞を受賞したイランの女性弁護士シリン・エバディさん(76)も登壇し、圧政への抵抗運動は「成功する」と強調した。
イラン初の女性裁判官のエバディさんは1979年のイラン革命後、女性の社会活動規制により職を追われた。イスラム体制下で非暴力と対話の重要性を唱えて人権擁護活動に尽力。イラン保守派の弾圧を受ける知識人や学生の民主化運動を支援し、繰り返し投獄された。