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共同通信
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鹿児島市立中3年の男子生徒=当時(15)=が2018年に自殺したのは、担任の女性教諭が個別で一方的に責め立てる指導をしたのが原因だとして、遺族が14日、市に約6580万円の損害賠償を求め鹿児島地裁に提訴した。指導は教育的意義や目的が一切見られず違法だと主張している。
訴状などによると、18年9月3日、生徒は夏休みの宿題を提出せず、担任から教室で集団指導を受けた上、職員室で怒鳴り声で責め立てられるなどした。夕方、帰宅した母親が意識のない生徒を見つけたとしている。
提訴後、記者会見した母親は「不適切指導によって亡くなる命があると知ってほしい」と訴えた。