日大理事会でアメフト廃部決定

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共同通信
日本大アメリカンフットボール部のグラウンド=11月、東京都世田谷区(共同通信社ヘリから)

 日本大は15日、東京都内で臨時理事会を開き、複数の部員が違法薬物事件で逮捕されたアメリカンフットボール部の廃部を決めた。文部科学省関係者が日大から報告を受けたと明らかにした。

 関係者によると、理事会には存続を求め、部員も出席した。今後の活動の在り方は引き続き、協議するという。

 日大は11月28日の学内の会議でいったん廃部方針を決定したが、今月1日の理事会で結論が出ず、さらなる議論が必要として継続審議になった。最終決定には学長の決裁が要るとしている。

 日大アメフト部の廃部を巡っては、連帯責任を問う形にスポーツ界などに批判的な声も上がった。一部の部員は11月29日に署名を添え、方針撤回の要望書を大学側に提出。長くライバル関係にある関西学院大のOBも14日に約3万人分の署名を出した。

 日大は一連の事件で、沢田康広副学長が12月末、酒井健夫学長が年度末で辞任し、林真理子理事長を減給50%とする処分を発表している。