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共同通信
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NTT東日本は15日、ITを使いイチゴなどの果物を低温管理し、鮮度を維持したまま長期間保存できるサービスの提供を始めたと発表した。地域の特色ある農産品の廃棄を減らし、出荷や流通量増加につなげる狙い。価格は数百万円からを想定し、顧客は全国の生産企業や農協を見込む。今後10年以内に年50億円規模の売上達成を目指す。
鮮度研究で実績がある大阪大と協力して開発した。長時間水分を保持できる特殊な冷蔵庫と温度や湿度を計測する専用センサーを組み合わせる。解析したデータを基に管理のアドバイスもする。イチゴであれば通常4日で劣化が始まるが、今回の技術で約14日は鮮度が維持できるという。