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共同通信
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【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)の裁判所は16日、財務不正に関与したとして横領などの罪で、ジョバンニ・ベッチウ枢機卿に禁錮5年6月の判決を言い渡した。検察は7月に禁錮7年3月を求刑していた。バチカンが発表した。枢機卿はローマ教皇に次ぐ高位聖職者で、有罪判決を受けるのは異例。
ベッチウ氏は2011~18年に国務長官代理を務め、教会への寄付金を管理する立場にあった。罰金8千ユーロ(約123万円)と無期限の公職追放も言い渡された。
判決によると、13~14年、総額約2億ドル(約284億円)のバチカンの資金を流用し、ロンドンでの不動産投資などに関与。自らの兄弟が手がける事業にも資金を悪用した。