ENEOS、斉藤社長を解任

Published by
共同通信
記者会見で謝罪するENEOSホールディングス社外取締役の西岡清一郎監査等委員=19日午後、東京都中央区

 ENEOS(エネオス)ホールディングスは19日、斉藤猛社長を同日付で解任したと発表した。参加した懇親の場で酒に酔い、同席した女性に抱き付くという不適切行為があったため。同社を巡っては、昨年8月に辞任した杉森務前会長も、理由が女性への不適切行為だったことが後に発覚した。

 記者会見した社外取締役の西岡清一郎監査等委員は「2年連続でトップによる不適切行為がなされたことは痛恨の極みだ」と謝罪。不祥事について「幹部の意識が不十分だった」と述べた。

 斉藤氏は調査に対し「記憶がない」と弁明しながらも「度を超して飲酒したこと自体が問題であり、自制ができておらず、大変恥ずかしく申し訳ない」と述べた。