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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は18日、各国の出資比率を変えずに出資額を50%ずつ引き上げる増資を正式決定したと発表した。増資決定は2010年以来、13年ぶり。増資実行後は、IMFの資金は約3200億ドル(約45兆7千億円)増える。
増資実行には出資額で85%以上の加盟国が国内手続きを終える必要がある。前回の増資では10年の決定後、出資比率が17.4%で首位の米国の議会手続きが遅れ、実施は16年までずれ込んだ。IMFのゲオルギエワ専務理事は声明で「加盟国が(増資を)適切に実施することを期待している」と述べ、速やかな国内手続き完了を促した。