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共同通信
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【ワシントン共同】米議会は19日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援予算について年内の可決を断念した。野党共和党が支援継続の条件として米南部国境の警備強化を要求。与党民主党と折衝を続けたが、合意に至らなかった。バイデン政権は月内に追加軍事支援を発表する予定。その後は議会が新たな予算を認めない限り支援できなくなるとしている。
上院の与野党幹部は声明で、年明けに協議を再開すると明らかにした。新たな議会の承認を経ずに大統領権限で武器などを供与する仕組みもあり、国防総省によると、この予算は12月初旬時点で48億ドル(約6900億円)残っていた。