台湾与野党、対中姿勢で応酬

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共同通信
20日、台湾総統選のテレビ政見発表会に臨んだ(左から)台湾民衆党の柯文哲氏、民主進歩党の頼清徳氏、国民党の侯友宜氏=台北近郊(中央選挙委員会提供・共同)

 【台北共同】来年1月13日投開票の台湾総統選で、3候補による1回目のテレビ政見発表会が20日、台北近郊で行われた。「一つの中国」を認めない与党、民主進歩党(民進党)候補の頼清徳副総統(64)と、対中融和路線の最大野党、国民党の侯友宜・新北市長(66)が互いの対中姿勢を批判した。

 対中姿勢を巡り台湾民衆党の柯文哲・前台北市長(64)を含む3候補とも、独立も統一も求めない「現状維持」の立場を訴えているが、中国の圧力への対抗を強調する頼氏と、中国との対話を重視する侯氏の間で応酬があった。

 選挙戦はリードする頼氏を侯氏が僅差で追う展開になっている。