Published by
共同通信
共同通信
アフリカ南部の産油国アンゴラは21日、石油輸出国機構(OPEC)から脱退すると発表した。原油相場を下支えするために取り組む協調減産の路線対立を背景に、加盟していても自国の利益にならないことを理由に挙げた。ロイター通信などが報じた。近年脱退が相次ぐOPECにとっては打撃となる。
OPECとロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」は協調減産に取り組んでいる。サウジアラビアは11月の閣僚級会合で追加減産を求めたが合意できず、有志国が自主減産することで決着した。
OPECを巡っては、カタールが2019年に、20年にはエクアドルが脱退した。