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共同通信
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回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」(横浜市西区)が競合する「はま寿司」の親会社から営業秘密を不正に取得したとされる事件で、不正競争防止法違反の罪に問われた法人としてのカッパ社と社員大友英昭被告(44)の公判が22日、東京地裁で開かれ、検察側はカッパ社に罰金3千万円、大友被告に懲役2年6月と罰金100万円を求刑した。被告側は無罪を主張し結審した。判決は来年2月26日。
検察側は論告で「営業秘密のデータは、はま寿司にとって極めて価値の高い情報で、看過できない影響を及ぼした」と指摘。カッパ社と被告側は「データは有用な情報とは言えない」などと主張した。