ジュリアーニ元NY市長破産申請

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共同通信
米中枢同時テロから3カ月がたち、ニューヨークの世界貿易センタービル崩壊現場で行われた追悼行事で国歌を聴いたジュリアーニ市長(当時)=2001年12月(ロイター=共同)

 米ニューヨーク市のジュリアーニ元市長は21日、ニューヨーク州の連邦裁判所に破産を申請した。トランプ前大統領が敗れた2020年大統領選が不正に行われたと主張したことで、今月15日に約1億4800万ドル(約210億円)の賠償支払いを命じられていた。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、負債合計は1億~5億ドルに上る。ジュリアーニ氏側は理由を「財産の透明性を確保した上で、名誉毀損訴訟で控訴する時間を得るため」と説明した。

 トランプ氏の弁護士だったジュリアーニ氏は、選挙関係者の女性2人がジョージア州で集票作業中に数千票を不正に加えたとの陰謀論を展開した。