日本の労働生産性、最低を更新

Published by
共同通信
日本の国旗

 日本生産性本部が22日発表した2022年の労働生産性の国際比較によると、日本は経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中30位だった。データが比較可能な1970年以降で最低だった前年から、さらに二つ順位を落とした。特に学力や教育の指標でOECD平均を大きく上回りながら、その強みを付加価値の創出につなげられていないという。

 新型コロナウイルス流行前の19年と比較すると、生産性は2.0%伸びたものの、他国はより生産性を向上させているため相対的に順位が下がった。

 生産性は、1人の労働者が一定の時間でモノやサービスの付加価値をどれだけ生み出すかを示す。