ニューヨーク補習授業校
The Japanese Weekend School of NY
校長 川﨑 淳一郎
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
本校LI校とW校の約600名の子ども達は、今年度、制限のない本来の授業内容や運動会を初めとした行事等を行っています。「日本文化を身に付けた個性豊かで、広く物事を考えて自ら実践する人間の育成」を目指し、学校では、研修会や会議の内容を充実させて、よりよい学校づくりに努めています。平日、現地校の学習を続けながら、土曜日に補習校に通い、日本語での学習と両立させていく子ども達へ温かく寄り添うことを目指しています。また、保護者会のご支援、ご協力のもとに、日本の学校生活習慣の確立及び伝統文化行事等に触れる機会を大切にしています。「一人ひとりの違いやよさを認め、日米それぞれの教育のよさを将来に生かす態度」が身に付けることができるよう導いてまいります。
LI校 保護者会長 鹿島 香
台湾の芝山巌に六士先生のお墓と言われるところがあります。日本から教育の為に1895年台湾に渡った7人の教師のうち6人が反日暴動で避難を勧められたにも関わらず「死して余栄あり、実に死に甲斐あり」と芝山厳を去らず、匪賊に殺されました。この日本人教師の強い志が「芝山厳精神」と語り継がれたそうです。このような素晴らしい日本人としての志を目指して保護者会活動を発展させたいと思っています。
W校 保護者会長 西井 優芽
新年が明け、W校では新たな風が吹き始めています。今年度から、保護者の入校制限が解除され、保護者間の交流やこれまで中止や縮小されていたイベントが完全に再開されました。子供達が先生の話を熱心に聞いたり、友達と楽しそうに会話したりする姿を見ると、自然と笑顔になります。子供達の笑顔がこれからも続くよう、保護者会も一層の活動を展開していくことが重要だと感じています。
LI校 生徒会長 武井 大治
昨年は体調不良や現地校の部活の大会等で欠席が増え、生徒会長としてやっていけるのか不安でしたが、クラスメイトや他の生徒会役員の支えによって何とか乗り越えることが出来ました。生徒会長としての責任は大きいですが、仲間の支えがあるからこそ、この道を歩むことが出来ています。卒業が近づく今、生徒会長として皆を導くと共に更に絆を深めながら一緒に成長していきたいと思います。
W校 生徒会長 ロドリッツ 亜門
今年度は「のみの市」をコロナ以前と同様に行うことができ、会場には仲間たちが頑張って作った食べ物とゲーム、保護者のベイク品がぎっしり並びました。皆が団結して来場者を盛り上げ、熱気に溢れ「これがのみの市!」と先生方と光景を目に焼き付け、大成功で終えました。これからもW校生徒会の団結力をさらに築き上げていきたいと思います。