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共同通信
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鹿児島県・奄美群島が米国統治下から日本に復帰して丸70年となった25日、奄美市の市立名瀬小で「記念の日のつどい」が開かれた。小中学生や市民らが参加。復帰運動を推進した先人に思いをはせ、歴史を伝承していくことを誓った。
同小は復帰に向け、住民の決起集会が何度も開かれた場所。小学6年の児童が復帰運動を主導した詩人の故泉芳朗の詩「断食悲願」を朗読した。
また、奄美市の交流センターではこの日、芳朗のおいの泉宏比古さん(65)が講演した。市民約70人が参加し、非暴力を貫き「奄美のガンジー」とも呼ばれた泉氏の人となりに関する話に耳を傾けた。