全線維持、赤字744億円

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共同通信
北海道函館市で開かれた、JR函館線長万部―函館の在り方を議論する協議会=27日午後

 北海道は27日、北海道新幹線の札幌延伸に伴いJR北海道が経営分離する函館線長万部―函館(147.6キロ)を第三セクターで維持する場合、30年間で赤字が約744億円に上るとの予測を明らかにした。在り方を議論する沿線7市町との協議会で、中間取りまとめとして示した。

 道によると、このほか新幹線が発着する新函館北斗と、函館の間(17.9キロ)のみを維持して残りをバス転換する場合は約391億円、全線バス転換では106億円の赤字。予測は22年8月にも示していたが、駅員数やバス運行ルートを見直して試算し直した結果、赤字額はいずれも縮小した。

 25年度をめどに結論を出す。