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共同通信
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奈良県三郷町発注の保育園建て替え事業で非公開の入札情報を業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反(入札妨害)の罪で大阪地検特捜部に在宅起訴された町長森宏範被告(64)が28日、町役場で記者会見し、辞職願を町議会議長に提出し受理されたと明らかにした。来年1月にも自動失職となる見通し。
森被告は「町民の信頼を損ねた責任は極めて重く受け止める」と謝罪した上で「見返りを期待して行為に及んだことはない」とした。
起訴状によると、森被告は2020年10月に行われた保育園建て替え事業の一般競争入札で、町内の建設会社側に設計価格を漏らし、入札の公正を害したとしている。