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共同通信
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【ワシントン共同】紅海につながるイエメン沖のバベルマンデブ海峡を通過する貨物船の数が24日時点の7日移動平均で前年と比べ約25%減ったことが27日、国際通貨基金(IMF)などの推計で分かった。パレスチナ自治区ガザ情勢を受け、イスラエルを敵視する親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃が相次いだことが影響した。
貨物船がアジア、中東と欧州を結ぶ紅海を通らずにアフリカ南端の喜望峰経由に変更すると、物流が遅れ、運賃が上昇する懸念がある。
IMFと英オックスフォード大が共同で、衛星写真を使ってタンカーと貨物船の数を推計した。24日まで7日間の平均は約54隻。