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共同通信
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2025年大阪・関西万博の海外パビリオンのうち、参加国が自前で建てる「タイプA」は着工がないままでの越年が確定。日本国際博覧会協会(万博協会)関係者が28日、明らかにした。万博協会は準備の遅れが顕著な国に対し、簡素型の「タイプX」への移行を推奨。だが、応じたのはわずか2カ国で、調整は停滞している。
タイプAは当初、参加国・地域のうち60カ国(56施設)が希望。建設資材高騰や複雑な構造がネックとなり、業者との契約で難航する国が相次いだ。27日時点で業者が決まったのは35カ国。着工に必要な手続きが整ったのはアイルランドのみで、早ければ来年1月に初めてのタイプA着工となる見通しだ。