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共同通信
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自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は29日、2018年以降の5年間で派閥から5千万円超の還流を受け、裏金にしたとされる大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の岐阜県羽島市にある地元事務所を家宅捜索した。28日には東京都千代田区の議員会館事務所や議員宿舎を捜索していた。大野氏への任意の事情聴取も進めている。
特捜部は27日、4千万円超を受領したとされる池田佳隆衆院議員(比例東海)の関係先を捜索している。政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで高額還流議員を重点捜査し、政治家本人の立件の可否を検討する。
安倍派議員への強制捜査は3日連続となった。特捜部は19日、千代田区にある安倍派と二階派(志帥会)の事務所を捜索している。
安倍派では、パーティー券の販売ノルマ超過分を政治資金収支報告書の収入に記載せず議員側に還流。支出にも記載せず、受領した議員側も収入として書いていなかった。