来年早期に北朝鮮の軍事挑発予測

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共同通信
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記

 【ソウル共同】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は28日、北朝鮮が来年の早い時期に軍事的挑発に出る可能性が高いとの分析を示した。金正恩朝鮮労働党総書記が「年初、韓国に大きな波紋を起こさせる方策」を指示したほか、18日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射後には、米韓に「より脅威的な方法で強力に対応する」意向を示したことなどを根拠としている。

 来年4月の韓国総選挙や11月の米大統領選など重要日程を見据えて挑発に出るとの見方だ。北朝鮮メディアによると、金氏は27日の党中央委員会拡大総会で「戦争準備の完成」に向けた課題を示しており、国情院は年初の挑発的な行動を予測した。