米大統領、ロシア支配阻止訴え

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共同通信
バイデン米大統領=27日、米領バージン諸島(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は29日、ロシアによる同日のウクライナ全土一斉攻撃を非難する声明を発表した。ウクライナを消し去って同国民を支配するというプーチン大統領の目標は変わっていないと指摘し「食い止めなければならない」と訴えた。

 サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、ポーランドの安保担当高官と電話会談し、ロシアのミサイルが一時、ポーランド領空を通過したとの情報をバイデン氏が注視していると説明。ポーランドに対する技術支援の方針を伝えた。今後の対応策も協議したとみられる。

 ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)加盟国。加盟国への攻撃は同盟全体に対する攻撃と見なされ、集団的自衛権の発動につながる可能性がある。