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共同通信
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【サンパウロ共同】アルゼンチンの右派ミレイ政権は29日までに、中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカによる新興5カ国(BRICS)に加盟しないことを決定し、5カ国へ書簡で伝えた。アルゼンチンのメディアなどが報じた。
8月のBRICS首脳会議でアルゼンチンの来年1月1日からの加盟が決まっていたが、12月に発足した新政権が方針を転換した。書簡は現政権の外交方針が前政権と異なることを説明し、加盟は「適切でないと判断した」としている。一方で貿易拡大などによる関係強化には意欲を示した。
ミレイ氏は12月10日の就任前に中国やロシア、ブラジルの左派政権を「共産主義」などと批判。BRICSへの参加に否定的だった。