ロシア西部に砲撃18人死亡

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共同通信
ロシア西部ベルゴロド州で攻撃を受け炎上する家屋=6月(ロイター=共同)

 ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州に30日、ウクライナ軍の激しい砲撃があり、ロシア非常事態省は子どもを含む18人が死亡、111人が負傷したと発表した。タス通信などが伝えた。ロシアによる29日のウクライナ全土一斉攻撃に対する報復の可能性がある。ロシアは国連安全保障理事会の緊急会合開催を要請した。

 ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、多連装ロケットシステムなどから多数のミサイルが撃ち込まれ、迎撃できなかったものが着弾したと発表。クラスター(集束)弾も使われたとし「必ず報復する」と表明した。

 ペスコフ大統領報道官は、プーチン大統領も報告を受けたと述べた。ロシア連邦捜査委員会は殺人容疑で捜査を始めた。

 州都ベルゴロド中心部の各地で爆発が起き、商業施設や住宅など10カ所以上で火災が発生した。ロシア側は、現場に軍事関連施設は存在しないと説明している。

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は「英国が米国と共にテロをそそのかした」とし、軍事支援を続ける欧米にも責任があると主張した。