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共同通信
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【ロンドン共同】英国が2020年12月に欧州連合(EU)を完全離脱してから31日で3年。離脱を推進した保守党政権は、EU単一市場と決別し、英国独自の「力強い繁栄」を目指してきた。しかし経済は低成長が続き、最近の世論調査では半数超が「離脱は間違いだった」と回答。復帰を望む声も多いが、有権者を分断する可能性をはらむ問題でもあり、野党も否定的だ。
調査会社ユーガブによると、22年7月末以降、離脱を後悔している人の割合は常に50%を上回る。今年12月には、離脱が「間違いだった」との回答は55%、「正しかった」は33%にとどまった。