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共同通信
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資生堂が、がんなどの治療に伴う脱毛といった外見の変化に悩む人を支える「アピアランスケア」を拡充した。手術痕などを目立たなくするメーキャップ講座に加え、8月から頭髪の悩みに対応するカウンセリングを実施。同社専属の美容師が医療用ウィッグや小物で自然な髪形を提案し、治療後も自分らしく日常を過ごせるよう後押ししている。
世界8カ国のがん治療経験者1350人に資生堂が昨年行ったインターネット調査では、93.9%が何らかの外見の変化を体験した。具体的には頭髪の脱毛が59.3%と最多で、肌の色の変化や眉の脱毛などが続いた。