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共同通信
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【キーウ共同】ドイツの公共放送ZDFは12月31日、記者らが滞在していたウクライナ東部ハリコフのホテルが30日に攻撃を受け、女性通訳が肋骨を折るなどのけがをしたと明らかにした。複数のメンバーが宿泊していたが、通訳以外は無事だった。ホテルは主に外国メディアが取材拠点としてきた。
南部ヘルソン州のプロクジン知事は31日、州都ヘルソンでロシア軍の砲撃により14歳の子どもが死亡したと明らかにした。一方、キーウ市当局は31日、ロシアによる29日の攻撃での死者が23人になったと発表。29日の攻撃はウクライナ全土に及び、死者は合計で40人を超えた。
ZDFはホテルへの攻撃について声明を出し「報道の自由に対するロシアの新たな攻撃だ」と非難。今後もウクライナから報道を続けるとした。
ロシア側はウクライナ軍がロシア西部ベルゴロド州を攻撃したことに対する報復としてハリコフ州の軍事施設などを攻撃したと主張している。