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共同通信
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帰省客や旅行者でにぎわう空の玄関口が騒然となった。羽田空港で2日、海上保安庁の航空機と日航機が衝突し、炎上した。ターミナルの利用者は、大きな炎に包まれた機体を見つめ「ショックだ」「こんなに燃えるなんて」と声を震わせた。
羽田空港第2ターミナルの展望デッキ。多くの人が窓際に並んで心配そうに機体を眺めたり、スマートフォンのカメラを向けたりしていた。滑走路閉鎖の影響で利用予定の便が欠航となり、ホテルの手配や振り替え便の確保に追われる人の姿も見られた。
友人を見送るため空港に来ていた東京都板橋区の男性会社員(23)は「飛行機は他の乗り物に比べて安全だと思っていたので、ショックだ」と話した。
川崎市に住む40代の女性会社員は「最初は機体の後部が燃えていたが、前部にまで燃え広がった。怖い」。沖縄県国頭村から東京に遊びに来ていた40代女性は「これから飛行機に乗るのが不安になる」と声を落とした。