地下鉄列車が衝突、24人が軽傷 脱線で1、2、3番線運行に乱れ

 

地下鉄列車が衝突、24人が軽傷

脱線で1、2、3番線運行に乱れ

 

衝突の影響で連結がずれた車両/ FDNYの公式X(@FDNY)より=1月4日

 

マンハッタンのアッパーウェストサイドで4日午後3時頃、地下鉄1番線の列車同士が衝突し、少なくとも乗客24人が軽傷を負った。両列車が脱線したため、1、2、3番線で5日も運行に乱れが続いた。 

事故が起きたのは96丁目駅近く。乗客を乗せて北上していた1番線の列車が、前方にあった列車と衝突した。この列車は何者かが緊急ブレーキをかけたため運行不能となり、MTAの職員4人が乗り込んで保守作業中だった。乗客はいなかった。1番線の列車は運行不能の列車を避けるため急行用線路を使っていたが駅を出始めたところで普通用線路に入り込み、動き出したこの列車と突き当たった。 

1番線の乗客約500人は列車の後部から駅に避難。後続の列車の乗客300〜400人も脱線した列車の中を通って駅に出た。電源が切断され、車内に1時間以上閉じ込められた乗客の一部は窓から脱出。線路伝いに逃げ出すなど、混乱した状況が見られた。

MTAのリチャード・デービー社長は「列車が別の列車に突き当たるのは、起きてはならない。原因究明を徹底する」と発言した。信号などの機器類は正常に作動しており、人災の可能性があるとしている。デービー氏は地下鉄1、2、3番線の完全復旧にはしばらくかかるとの見方も示している。(4日、ニューヨークポスト

 

事故現場に到着した消防隊/ FDNYの公式X(@FDNY)より=1月4日

 

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