ジンベエザメもう1頭死ぬ

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共同通信
のとじま水族館のジンベエザメ「ハク」(上)と「ハチベエ」=石川県七尾市(同水族館提供)

 のとじま水族館(石川県七尾市)は10日、雌のジンベエザメ「ハク」が死んだと発表した。同じ水槽で飼育していた雄の「ハチベエ」が9日に死んだばかりだった。能登半島地震の影響で機器が故障し、水質が悪化したことなどが原因とみられる。

 地震の後、水槽の水位が下がった。加水して上昇したが、水温は通常より低下し、水質も悪化した。職員が10日午後3時40分、死んでいるのを確認した。

 同水族館の境谷仁館長は「ジンベエザメは目玉の展示だった。残念でならない」と話した。他の生物の飼育環境も悪化しており、他の施設への移送を検討している。