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共同通信
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防衛省は11日、陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長(陸将)ら数十人が9日、東京都千代田区の靖国神社を集団で参拝したと明らかにした。小林副長は時間休を取得しながら公用車を使用していた。同省は1974年の事務次官通達で、宗教の礼拝所を部隊で参拝したり、隊員に参加を強制したりするのを禁じている。今回の参拝は、この通達に違反する可能性があり、事実関係を詳しく調べる。調査結果を踏まえ、処分も検討する。
防衛省によると、参拝した数十人は、陸自の航空事故調査委員会の関係者で小林氏は委員長。新年の安全祈願として、陸自の担当部署が参拝を計画した。聞き取り調査に対し「公式参拝的な意味合いで参拝したわけではない」という趣旨の説明をしているという。
小林氏は9日午前、東京都新宿区の市谷にある防衛省に出勤。午後に時間休を取得した間に靖国神社を訪れ、公用車で往復した。聞き取りでは、小林氏の他にも移動に公用車を使ったケースがあったことも判明した。参加者は全員、時間休などを取得していた。